ネイティブ・アメリカンの教えでは、何かが生まれてから、外見的な成熟を終えるまで、エネルギーは、「外」へ向かうと言われています。
外 へ 力 が向かうから、 膨らむ から、 大きく育つ。
今、自分の人生を振り返っても、若いときには、やっぱり外見をとても気にしてました。
毎朝髪型をセットし、流行の服なんかも追ってました。
大学生の時に、10万のスーツを買った事もあります。
身体も成長してましたが、気持ちも外に向かう時期なのかもしれないですね。
子供達に「火」を指導する事が、年に何度かあります。
飯盒炊爨などの「焚き火」をする時、杉や松の枯れ葉を、自然の着火剤として使います。
ボワッと勢いよく燃えますが、直ぐに燃え尽きてしまうので、その前に次の太さの薪に燃え移らせます。
次々に太い薪にしていくと、火が安定し、
「ここからは太い薪を火に与えましょう。」
なんて指導します。
でも子供達は聞きません。(笑)
杉や松の葉が見せてくれる、ボワッと膨らむような、華やかな火。
それを求めて、ひたすらその枯れ葉を集めてきます。
「もっと沢山一度に入れたら凄そうだぞ!」
ひたすら「膨らむ火」を見たがるのです。
そんな時、状況が許すのであれば、好きなように遊んでもらってもいいと思います。
大地に生きる人々が、火を手に入れた時の喜びと、何だか共通点があるようにも感じます。
それとは対照的に、大人は、深々とするような、柔らかい火を見つめるのが大好きみたいです。
森に入ると、子供達は外へ爆発するように走り出し、大人は森を通して自分の内面を見つめる感じ。
子供は外へ、大人は内面へ。
そんな大地の人の教えは、子供達、大人達と遊ぶときにも、とっても助けになるんです。
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オンラインコース「原始の火起こしを子供達に伝えてみよう。」
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