現代生活には「疲れる」事が一杯!
パソコンの普及や、優れたシステムの導入、そんな中で、これから不要になる職業がどんどん増える。
人間一人雇うより、システムの導入をした方が生産的。
人間一人の価値がどんどん下がる。
多量の情報が入ってくるようになった分、それをどんどん処理しないといけない。
そんな大変な世の中を、器用に立ち回る人も居らっしゃるでしょうが、正直、
「疲れちゃった・・・。」
という人も多いのではないでしょうか?
そんな時には「原始の価値観」をちょっと見直してみましょう。
カラハリ砂漠の狩人が言った、忘れられない一言
何の番組だったかは覚えてませんが、カラハリ砂漠の「サン族」という、原始的に生活している部族の日常を追っていたドキュメンタリー番組を見ました。
その最後のシーンが、何だか心に残っていて忘れられません。
製作スタッフが、「サン族」の人々にインタビューをしている場面です。
スタッフ「ただ食べ物を集め、食べて、寝て・・・そんな毎日は退屈ではないですか?」
するとサン族の人々は、素直に不思議そうな表情で、お互いの顔を見合わせます。
そしてこう言いました。
「じゃあ、あんた達は一体どうすれば満足するんだい?」
皮肉で放った言葉ではなく、純粋な質問でした。
「存在すること」それが最も大事
現代生活では、ある意味、何かを生産すること、成し遂げることで、その人の価値となります。
それは人から定められるものだけではなく、自分でも、自分自身を、その視点で評価をしてしまいがちです。
時には、「存在する事こそ、もっとも大切な事」という、原始の評価基準に戻ってみましょう。
そんな風に本当に感じる事ができていたからこそ、彼等は
「人間の命も、植物や動物の命も、同じくらい尊い」
なんていう言葉を、きれいごとでなく、本気で言っていたのです。
我々も、本気でそう思えるようになったら素敵ですよね。
報酬は「生きられる!」ということ
原始の人々は、きっと、毎日、食料を集めていました。
狩りに出掛けたり、野草を摘んだり。
木を擦り合せて、火をおこしたりしました。
水を汲みに行き、薬草などを使い、お茶を沸かしました。
それらの行為には、技術と知識が必要になります。
その行為、技術、知識、全ては、ただ「生きるため」という目的のためにあります。
彼等にとっては、その「生きられる」ことこそが、最高の「報酬」であり、それ以上価値のあるものは、見つけられないと考えていました。
「どうすれば満足するんだい?」
という質問は、そこから来ているのでしょうね。
でもちょっと考えてみると、我々にとっても同じ事が言えるのかもしれません。
「生きられる」
その事に、もっと感謝すべきなのかもしれないです。
そんなわけで・・・
たまにはボーっと外を眺めてみましょう。
何もしないで、自分という存在をじっくり感じる時間を持ってみましょう。
心臓が鼓動している、見ている、聞いている、感じている、考えている。
「自分」の存在感って、実は我々が一番感じられるものなんです。
いつも「外」に向いている意識を、たまには「自分」に向けてみましょう。
「パワーは、その『源』に戻った時に、最も強くなる。」
自分の持っている力を、自分に注いでみる時間を持ちましょう。
時にはそうしてあげないと、自分が可愛そう?かもしれません。
そして鳥や虫、植物達が生活している姿を見てみましょう。
「『何のために生きてるんだろう?』なんていう不思議な自問をするのは現代人だけだ。」
なんていうインディアン(ネイティブアメリカン)の言葉も、実感として響いてくるかもしれません。
原始の価値観を伝える人になる
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