この時期「現代人以外の生き物」たちが行う「涼ハンティング」
「涼ハンティング」とは、文字通り、涼しい場所を探す行為です。
クーラーの効いている室内とかではなく、自然が作り出してくれる「涼しい場所」のことです。
「家は都会のど真ん中だからクーラーをかけるしかない。」
なんて諦めず、是非やってみてください。
思いもしなかった場所に「オアシス」があるかもしれないです。
個人的には、本当に暑い日こそ楽しいです。
キーポイント 木陰、土、風通し
こんな場所を探してみましょう。
先ずは木陰であること。
木陰は、木の揺れや葉の擦れる音が、更なる「涼」を誘います。
「涼しさ」は、肌感覚意外の、視覚や聴覚でも感じるものなのだと思い出させてくれます。
それから、アスファルトやコンクリートの照り返しのない土、しかも野草がきちんと生えているような緑地。
同じ土でも、グランドのような固められたような土は、やっぱり熱が照り返す感じがします。
野草の生えている地面は、裸足になると、木陰であれば、ひんやりとさえしますよ。
そして風通しのよい場所。
夏は主に南よりの風ですから、そちら側がオープンになっている場所がいいと思います。
風上に田んぼや池なんかあるとまた違います。
壁際や窪地的な場所よりも、少しでも開けた場所や、丘の上なんかは最高ですね。
そんな場所を見つけられると、きっと、
「あれ?外って思ってたよりも意外と涼しいんだな。」
なんて思うことでしょう。
そして風通しがよい場所って、蚊も飛ばされちゃうから、あんまり刺されないんです。
そこに 最も原始的な暑さ対策 を加えてみよう
原始的な暑さ対策とは、「汗をかく」ことです。
残念ながら現代生活では、仕事をしたりする上で、「汗をかくのはNG」という状況が多いです。
それできっと汗をかく事が、「不快」だとか、「臭う」だとか、ネガティブになってしまったのかもしれません。
「涼ハンティング」の際は、汗をかく事に「感謝」をして、思いっきり汗を開放してあげましょう。
「涼しい場所」に辿りつくまでに汗をかいているでしょうから、しばらくじっとしてみます。
「汗をかいたから涼しくなる。」
と、しっかり言い聞かせて、自分の「涼しいセンサー」を敏感にする事が大切です。
ほんと、絶対に涼しいはずですから、やってみて下さい。
更なる「涼」を目指して オプションその1 ダブル日影テクニック
一番最初に挙げた写真を見てみましょう。
木陰のある場所に、タープを張ってもう一層日除けを作っています。
砂漠などで使われるテクニックですが、シートの屋根を二枚張ると、それだけで温度が10度くらい下がると言われています。
厳密には、その二枚の屋根シートの間隔が5センチ~7センチでなければいけないと言われていますが、実際の木陰には木漏れ日もあり、それを遮断するという意味で、体感温度的にもかなり有効なオプションです。
実際この日も、かなり暑い日でしたが、全然涼しく過ごせました。
更なる「涼」を目指して オプションその2 薬草茶で体温を下げる
野草の見分け方を知ってる方は、ヨモギ、カキドオシ、セイタカアワダチソウなどを付近で探して、お茶にして飲んでみましょう。
もしくはミントやカモミールなど、市販のハーブティーバッグを持参してもいいでしょう。
コツは ホット で飲むこと。
上記のハーブには「精油」が含まれており、大まかな働きとして、
精油成分の入ったお茶をホットで飲めば発汗作用
冷たくして飲めば利尿作用
が、強く働きやすいといわれています。
飲むと、一時的に身体は温まりますが、それはあくまでも自分の身体の熱です。
それを閉じ込めてあげれば「保温」に繋がりますし、放出してあげれば「冷やす」事に繋がります。
「涼ハンティング」の締めとして、温かいハーブティーで乾杯。
中々 粋 ではないですか?
そんなわけで、「涼ハンティング」是非お勧めです。
身近な自然に気付き、それを深く感じるきっかけにもなるのではないかと思います。
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