何かを作りながら使い方を覚えるのが一番!
ロープワークでもナイフの使い方でも、実際にそれを使った「何か」を作りだすのが一番楽しいです。
今回は「ペグ – 杭」を作ってみましょう。
出来上がりはこんな感じになります。
地面の固さにもよりますが、このペグ、しっかりと機能するんですよ。
そして自作ならではの利点もあります。
ペグを持っていかない、または忘れても大丈夫。
抜き忘れても、そのうち腐って大地に帰ります。
(社)CMLE ブッシュクラフトコースカリキュラム – ナイフの使い方を覚える
2016年10月(定員締め切り)、12月に開催される(社)ブッシュクラフトアドバイザー認定講座では、ナイフの基本的なグリップや使い方を、5種類のテクニックに分けて学びます。
そして実際に作ったペグを使って、自分のシェルターを設営します。
今日はその5種類のテクニックの内、一つをご紹介します。
先ずは素材選びが大切です。
30センチくらいの真っ直ぐな部分がとれる、杉枝などを拾ってきましょう。
節が少ないのが理想です。
太さは2センチ前後ですかね。
フォアハンドグリップでしっかりと握ります。
グリップに一番近い部分の刃を使う癖をつけましょう。
切断したい部分に45度くらいの角度で刃をあてがいます。
刃を押し入れると同時に少し横にもスライドさせる感じで食い込ませます。
お刺身を切るときと同じ要領ですかね。
枝を少しずつ回転させながら、外周ぐるっと一周切込みを入れます。
深さ5ミリくらいは食い込ませたいですが、力のない方は焦らず、浅くても大丈夫です。
一周ぐるっと切り込みをいれたら、枝を180度ひっくり返して持ち替えます。
対岸から同じ要領で切り込みを入れていきます。
そうするとV字の切り込みが出来上がります。
枝をぐるぐる回転させながらV字切り込みを作っていき、ぐるっと一周入る感じです。
切り込みの深さが浅いときには、再び枝をひっくり返して同じ工程を繰り返します。
仕上がりはこんな感じになります。
ここを基点にして折ってあげれば、切断したい場所で、ある程度綺麗に折ることが出来ます。
反対側も同じようにやってみましょう。
のこぎりを使わずに必要な長さを切り出す事が出来ました。
ペグを作る第一段階です。
このあと、
平らにする(サイドグリップ) → ロープのストッパーとなる切込みを入れる(バトニング&パワーカット) → 先を尖らせる → 皮をむく
という全ての作業をナイフで終えるとペグが出来上がります。
本当に楽しい作業で、いつも皆さん皆さんワクワクした表情で作ってます。
簡単ですから是非挑戦してみてください。
先の尖った部分に、軽くでも焼きを入れると、もっと丈夫なペグが出来上がりますよ。
(社)CMLE では、こんな楽しいブッシュクラフトの指導者を養成しています!
先ずは(社)CMLE認定 ブッシュクラフトアドバイザー資格取得コースに参加してみましょう。
次回開催は、10月22日に回が定員のため、12月10日~11日開催となります。
また、今回ご紹介した
「初めてナイフを使う – ペグを作りながらナイフの使い方を覚えよう」の動画レッスンを、「地球生活術」でご覧になれます。
(ご視聴頂くには、月々980円の有料会員登録が必要になります。
自然と思いっきり遊ぶ – ブッシュクラフトマニュアル、電子書籍版も好調です!
本当に皆様のお陰です。
ありがとうございます!
皆様、電子書籍版も出てますので、引き続き宜しくお願い致します。
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