感覚瞑想が終わったら・・
公園や土手、その他身近な「自然」で感覚瞑想をする。
自分の部屋で窓を開けて薄暗くし、お気に入りの椅子に座ってでも充分です。
その時には敢えて何も考えず、ただ「感覚」を豊かに働かせ、その場を「浴する」イメージです。
そして感覚瞑想が終わって少ししたら、「感覚記憶」にアクセスしてみましょう。
意識せずとも感覚で吸収している「自然」の雰囲気
感覚瞑想していた時の出来事を思い出してみましょう。
自然に思い出される場面が、きっとその日の「気になったこと」なのだと思います。
ここで気をつけるのは、頭で思い出さないこと。
「感覚記憶」を使って、思い出します。
目の前にその時の景色を再生し、聞いていた音も再現します。
出来たら360度の音を作りましょう。
「頭から○×の曲がエンドレスで離れない。」
なんていうくらいですから、音を造りだす事も出来るはずです。
そうすると自然に、その時の風の感じや香りも蘇ってくる感じがします。
その場にもう一度戻るようなイメージです。
得意な人、思ったように出来ないと感じる人、様々かもしれませんが、多かれ少なかれ出来ますよね。
当たり前の話かもしれないですが、「感覚」は、無理に覚えようとしなくても、ある意味「記憶」してくれてるのですね。
ネイティブアメリカンが最も重視していたエンビジョン – 感覚記憶の力
この作業は、実はネイティブアメリカンが大切な風習として実践していたものです。
「秘密の場所」から帰った若者、子供達に、部族の親達、長老達は、様々な質問をしたのだそうです。
「風はどっちから吹いていた?どんな風だった?」
「どんな物音を聞いた?それは自分からどのくらい離れたところから聞こえた?」
「その鳥はどっちへ飛んで行った?楽しそうだったか?恐れている感じだったか?」
と、感覚記憶にアプローチせざるおえない様な質問を沢山投げかけたのだそうです。
感覚記憶にアプローチをかけるという事は、実は能動的な作業でもあると思います。
自分で「感覚」を使い、目の前に世界を造りだすわけですからね。
しかも自分が切り離された世界ではなく、自分がそこに「居る」という感覚です。
感覚で世界を造りだすこの「エンビジョン」という能力。
私が通いつめた、ネイティブアメリカンの大地に生きる術を学ぶスクールでは、それを一番重視して、それを鍛えるエクササイズを本当に沢山やりました。
それらのエクササイズを長年やってみて感じるのですが、その「感覚で世界を造りだす – エンビジョン」と呼ばれる力が、
人間の想像力(創造力?)、身体機能、芸術性、同調する力、その他全ての根源となる力なののではという事。
そして子供達は本能的にこの力を鍛えようとしているというのも強く感じます。
だから冒険好きなのですかね。
現状で子供達が一番、冒険心や達成感を感じるのが「ゲーム」なのかもしれないです。
でもそこにはあまり「感覚記憶」が伴わない感じがするので、ちょっと不安ですね。
折角の本能的な動きが空回りしないよう、一杯本当の冒険をさせて、会話や質問をして、上手くリードしていきたいなあと思ってます。
次回は「エンビジョン」についてもう少し掘り下げてみましょう。
Oneness を日常にとりいれる方法を体感する二日間、
Earth Teaching (旧「森人の技」) – 「秘密の場所」で Oneness を体験する
では、Oneness を自分にとりいれる具体的な方法を学びます。
また、自然の動き、法則、ジャーナリングの方法、鳥の言葉を理解する方法などを通じ、「感じたこと」をどうやって自分の中に落とし込んでいくかも体験していきます。
現在 女性お二人 男性お一人 が御参加予定です。
恥ずかしながら、私の「秘密の場所」での体験を綴ったE-Bookも自作しています。
自然と思いっきり遊ぶ – ブッシュクラフトマニュアル、電子書籍版も好調です!
本当に皆様のお陰です。
ありがとうございます!
皆様、電子書籍版も出てますので、引き続き宜しくお願い致します。
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