私が「トラッキング」を初めて学んだのは、アメリカの「トラッカースクール」。
正にトラッキングをする人 – トラッカーになる為の学校なのです。
トラッキングは一般的に、足跡などの痕跡を見つけ、それを追い、足跡の主に辿りつくという技術。
現在でも、ハンティングや捜索などに使われている技術です。
ところが古来ネイティブアメリカン、特にアパッチ族の持っていたトラッキングの技術は、もう神業の領域なのです。
トラッキングの第一人者として世界的に有名なトム・ブラウン・ジュニア氏のトラッキングレッスンはこんな風に始まりました。
「この足跡の主は、ここで歩をゆるめ、そして立ち止まり、一時の方向を見た。
そして両耳をピクリと動かした。
数十メートル先のウサギの気配を感じ取ったからだ。(実際にその場所にウサギの足跡もある。)
ここで体勢を低くし、約20秒間その獲物の方角を凝視。
その後、そのウサギに向かって忍び寄るように歩き始めた。
だが次の瞬間、瞬発的に七時の方向に逃げ出した。
何故なら、夜中0時50分から1時の間に、誰かがテントから出てあそこのトイレに行ったからだ。
全ては足跡に記録されている。」
まさに口をポカンと開けてしまいました。
足跡からそれを読める?
感動半分、疑い半分という感じ。
写真はイメージです
だけどそんな導入のあと、実際の授業に入り、様々なセオリーを学ぶと、
「なるほど・・・確かに時間はかかるけど、鍛錬すれば足跡から細かい情報って読めるようになるんだな・・。」
と思いました。
そんな事を知ってしまうと、今までよりも「地面」「大地」が気になって仕方がないです。
「自然」との繋がりの糸が、また一本増えた感じがしたのでした。
そんな神秘的な「トラッキング」に一緒に触れてみませんか?
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