※この記事は、熊本震災が起きた後に書かせて頂いたものです。今回北海道で起きた震度7の地震の際に、SNS等で再シェアさせて頂きました。
先ずは被災された熊本、その近辺の皆さんへお見舞い申し上げます。
不安な時期はもう少し続くようですが、どうか切り抜けて下さい。
災害に合われた当事者の方々のお気持ちや状況は、きっと想像以上のものであると思います。
被害に合っていない、状況をリアルに感じられていない第三者は、むやみに何かをアドバイスするべきではないのかもしれませんが、以下、第一線の現場でも採用されている行動指標です。
どうしよう!?は少し控えめにしましょう
まだまだ余震が続く中、不安な気持ちが湧いてくるのは自然な事です。
その「不安」は、「何かをしなきゃ」という気持ちを生むので、決して悪いものではないと思います。
但し度が過ぎると「パニック」になり、情報収集能力が極端に低くなります。
普段では考えられないような怪我や事故に巻き込まれたりします。
「良く見る、良く聞く、ゆっくりと行動する」という天然の安全確保術
「どうしよう!?」という、解決策を求める気持ちを少し控えめにする代わりに、
ゆっくり動いて、
考えるスピードを緩めて、
よく見て、
よく聞く
を少しとりいれてみましょう。
「どうするべきか?」の情報を集めることも凄く大切です。
でもある意味「情報」は全て「過去」のものです。
「今」何が起きているかを察知出来て、「未来」の安全行動を導き出せるのは、皆さんの「天然安全アンテナ」です。
「今」の情報を吸収するためのスペースと余裕を自分の中に持たせるようなイメージが大切です。
「過去」は大いに参考に、でもそれだけではなく「今」からも沢山のヒントをもらう為には必須の「アンテナ」だと思います。
ライフラインの寸断、心細く、辛いですが、心配しすぎないようにしましょう
現地ではそろそろ皆さん、安全な場所に避難されていることだと思います。
ライフラインが寸断されてしまうと、心細く、寂しく、辛いですが、
身体を濡らさず、少し厚着をして体温を保持して、
水分をとれば、(人間は水なしでも72時間くらいは生き延びれます)
極端な話、食べなくとも3週間くらいは大丈夫です。
今は、もしかしたら、片付けなども程ほどに、体力を温存し、ゆっくり、様子を見て、余計な怪我や事故に合わないようにする時なのかもしれません。
頑張って下さい!
一般社団法人危機管理リーダー教育協会代表理事
WILD AND NATIVE 代表
川口 拓
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