焚き火の面白さのひとつは、薪のくべ方によって、炎の形が変幻自在に変わるところだと思います。
その時の用途によって、形にとらわれることなく、自由な発想で、必用な形にする事ができるので、なんだか一種のアートのようです。
前回の投稿で、「格好いい焚き火」についてウンチクを垂れましたが、今回もまたちょっと似た流れで書きます。
状況としては、短時間で焚き火をして、さっさと引き上げないといけない。
だけどその焚き火でお湯を沸かして、コーヒーでも飲みながら、ほんのひと時を味わいたい。
そして焚き火の痕跡は一切残したくない。
そんな感じの設定にしましょう。
そんな時に役立つのが、名付けて「腹沸かし」です。
ポットの底からでなく、腹から熱を伝えます。
改めて写真を見てみましょう。
このテクニックの素晴らしいのは、ゴトクになる太い薪を使わなくてよいことです。
太い薪は、短時間で燃やしきることが出来ないので、燃え残ってしまいます。
また、最近では凄くコンパクトなゴトクも売ってるようなので、そんなのも活躍しそうですね。
この写真では、枕木として、やや太目の薪を使っていますが、土盛りや石などでも代用できます。
取っ手の位置を炎の向きと逆に置けるので(風向きは左から右の設定)、手袋等がなくても沸騰した鍋を素手で扱えます。
鍋の周りをなるべく囲うような薪のくべ方がコツです。
少し縦長なポットの際に良く用いられるテクニックですね。
カンティーン(キャンティーン?)カップなんかは圧倒的にこの沸かし方が用いられるようです。
写真では熱効率を高めるため、焚き火の痕跡をより綺麗に消すため、火床が掘ってあります。
腹沸かし、是非活用してみましょう!
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