原始の火おこしの技術は、凄く奥深いです。
いつも開催する教室では、私が製材で作った火起こしキットを使用します。
これで正しい「フォーム」を学びます。
それが出来たら今度は、キットを自分で作ってみます。
ナイフを使って、木材を削り、成形していくのです。
折角なので、古来の森に暮らした人の気持ちになってみましょう。
寒い夜、自分が火を起こさなければ、どうなるんでしょう?
自分の親、子供など、あまり体力の強くない、愛する人々は、凍えてしまうかもしれません。
調理や殺菌も出来ません。
だから命をかけて火を起こすのです。
それには、命をかけて、キットを削り出すのです。
不思議な事に、そこに「焦り」というものは無かったとか。
自分が削っている「木」に命を預けるみたいな、神聖な気持ちだったんでしょう。
そして「火」がおき、目の前に炎が現れます。
そのご褒美は「生きられる」こと。
火があるから生きられる = 火は自分の命 = 火は自分
では火を起こしたのは誰でしょう?
「自分」ではないんです。
「木」と「自分」。
「木を」もっと分解して考えてみます。
「木」を育んだのは、太陽や大地、水など、自然の全ての要素です。
その「全ての要素」は「地球」と呼ばれます。
地球が育んだ「木」と「自分」が戯れて、一つになった象徴の「火」
その「戯れ」は、勿論キットを作り出す時点から始まっています。
原始の火起こしキット作り&火起こしを学ぶワークショップ
現在 男性3名 女性3名の方々がいらっしゃる予定です。
まだまだお申し込み受付中です。
自然生活の知恵と技術を学ぶ二日間(ナイフを使ってみよう&原始の火起こし体験)
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