子供の頃、仮面ライダーやウルトラマンになりきる事が出来ました。
隣に住んでいた女の子の「おままごと」に付き合い、空想上の料理を楽しんで食べる事が出来ました。
大人になってしまった今では、何かになりきったり、目の前に無いものを「ある」ように楽しんだり出来なくなってしまいました。
いったいそれは何故なのでしょう?
色々な理由があるのでしょうが、時折、ネイティブアメリカン(インディアン)の不思議な教え、「メディスンプレイス」のせいかも?と思う事があります。
彼等の教えでは、我々は全員、自分の内面?に、メディスンプレイスという場所を持っているのだといいます。
それは、生まれた時に、全員に与えられる場所なのだとか。
そこでは、自分の大好きな景色が広がり、
しかもその景色は、「今」の自分が大好きなように、幾らでも、いつでも変える事が出来、
空を飛んだり、イルカのように海を泳いだり、
好きなものを食べたり、
好きな動物達と友達になったり、コミュニケーションをとったり、
自分が考え付く限りの「素敵なこと」が、何でも出来るのだそうです。
子供の頃は、きっとそんな「場所がある」なんていう感覚も持たず、無意識にメディスンプレイスに行き来しているのかもしれません。
その内大人になってきて、「分別」のようなものが出来てくると、自然に行かなくなってしまう。
しっかり現実を見据えるようになると言う意味では、勿論良いことなのだと思います。
でも一方で、「空想」を「肌で感じる」事が出来なくなり、自分の「想像、創造」を信じられなくなる。
そんな寂しい面もあるのかもしれません。
想像したものを、リアルに感じ、それを五感に響かせる力。
様々なワークショップの中で、その力を呼び覚ますエクササイズをしています。
3月19日~21日開催の、
リチャードバッソ先生の「セイクレッドサイレンス」ワークショップ
は、とっても不思議な世界、怪しい?(笑)世界に触れる三日間です。
自分のメディスンプレイスへ行ってみたい方は、是非ご一緒しましょう。
記事を書いた人
- サバイバル・インストラクター
- 自衛隊危機管理&サバイバル教官
- 一般社団法人危機管理リーダー教育協会(CMLE) 代表理事
- CMLE 災害対策インストラクター養成トレーナー
- CMLE ブッシュクラフトインストラクタートレーナー
1971年、世界で定められている地球の日(4月22日)に生まれる。幼少の頃より自然が好きで、渓流で魚を獲り、その場で焚火で焼いて食べたり等、自然に親しみながら子供時代をすごす。
1996年~2004年、カナダやアメリカを何度も訪れ、雪山登山、ロッククライミング、カヌー、カヤック、野外救急法、野外教育法、ネイティブアメリカンの古来の教え、大地と共に生きるサバイバル技術等を学ぶ。
2001年より WILD AND NATIVE を主催、2013年、一般社団法人危機管理リーダー教育協会を設立。現在も自分で学びながら、ネイティブアメリカンの大地と共に生きる術、哲学、アウェアネス(原始の感覚の使い方)、サバイバル技術等を、一般の方々から、現役自衛官、警察官の方々に至るまで、幅広く共有している。
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