私は、遠出をせず、車がすぐ近くに止められるような近所の山や川原、キャンプ場などでブッシュクラフトを楽しむことが多い。
その利点は、安全面である。
もちろん山奥であれば人がおらず、景色も美しく、現実離れした世界に浸ることができるだろうが、ブッシュクラフトというのはサバイバル技術の練習の場でもある。
もし何かに失敗してしまえば、命にかかわることもあるかもしれない。
そういう時に、近くにすぐ逃げ込める車があるというのは大きな安心材料になる。
特に、これから始めるという人なら、まずは近くの公園や川原などでやってみるのがいいだろう。
焚き火ができない場所も多いだろうが、タープを張る練習をしたり、アウトドア用の小さなガスバーナーを持って行って料理の練習をしたりするだけでもいいだろう。
山奥に入らずとも、気軽に楽しむことができるのがブッシュクラフトのよさなのである。
実は、私は遠くまで行かなくてはならないと考えただけで、急に何もかもが面倒になってしまうという、いわゆる腰が重いタイプである。
だが、サバイバル術の師から、サバイバルのトレーニングこそ、安全な環境を作ってやるべきであると教わり、とても気が楽になった。
ネイティブアメリカンの教えでは自然を区別してはならないことになっている。
山奥から見える空も、都会から見える空も同じ自然であり、大切なのはその美しさを感じられるかどうかなのである。
皆さんの中にも、私のように腰が重いタイプがいると思うが、気張りすぎず、身近な場所でブッシュクラフトを楽しんでほしい。
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BUSHCRAFT – 大人の野遊びマニュアル Chapter 1 どこで楽しむか より抜粋
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